南アW杯 日本と意外なかかわりも…1次リーグ開催3都市(毎日新聞)

 【ブルームフォンテーン(南アフリカ)安高晋】サッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会に出場している日本代表は、日本時間14日午後11時から初戦・カメルーン戦に臨む。1次リーグの日本戦が行われる3都市はヨハネスブルクやケープタウンといった大都市ではなく、多くの日本人にはなじみが薄い街だ。だが、日本と意外なかかわりもある。

 ◇第1戦(14日)

 初戦開催地のブルームフォンテーンは南ア中部の標高約1400メートルの高地に位置し、人口は約75万人。オランダ系移民の拠点として発展したため、英語よりオランダ語から派生したアフリカーンス語がよく聞かれる。「行政の首都」(プレトリア)、「立法の首都」(ケープタウン)と並ぶ「司法の首都」で、最高裁判所が置かれている。在南ア日本大使館の外川裕之・2等書記官(37)は「19世紀の歴史的な建物が多く残り、大都市ではないけれどスーツを着たビジネスマンの姿を多く見かけます」。

 日本のスポーツ史に残る街でもある。95年ラグビーW杯で、日本代表がこの地でニュージーランドと対戦。17−145という歴史的敗戦を喫した。「ブルームフォンテーンの屈辱」をはらすことは、日本スポーツ界の願いでもある。

 ◇第2戦(19日)

 2戦目のオランダ戦(日本時間19日午後8時半開始)の開催地は、港町ダーバン。人口約340万人と南ア第3の大都市だ。トヨタ自動車の現地法人の工場があり、通訳として2年間働いた武藤豊さん(36)=茨城県在住=は「ハワイのような暖かいリゾート地。仕事をする環境じゃありません」と笑う。

 サトウキビ栽培などの労働者として移住してきたインド人の子孫が多く、4人に1人がインド系住民だという。カレー料理店や青空市場などインドのような雰囲気がある。大都市の分、治安は3都市では一番良くないという。

 ◇第3戦(25日)

 3戦目のデンマーク戦(同25日午前3時半開始)の舞台はルステンブルク。ヨハネスブルクから北西約100キロの小さな田舎町だ。南アから日本への重要な輸出物であるプラチナなどの採鉱拠点でもある。南ア勤務が長かった日本貿易振興機構アジア経済研究所の平野克己・地域研究センター長は「大都市に比べるとはるかに安心できる。少し郊外に出れば、家に囲いもないほど平穏です」と語る。歴史や文化に思いをはせながらの観戦も、楽しみの一つと言えそうだ。

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所信表明まで3日、「準備不足心配」の声も(読売新聞)

 新首相は、鳩山首相の退陣表明からわずか2日という異例のスピードで4日に選出され、新首相による組閣も同日中に行われる見通しだ。

 ただ、7日に予定されている国会での所信表明演説については、新首相の準備不足を心配し、先送りを求める声もある。

 菅副総理は3日夜の出馬表明記者会見で、6月16日までの通常国会の会期を延長する可能性を示唆した。郵政改革法案などの重要法案成立に向けた日程確保を検討しているほか、「首相になるには準備時間が足りない。もう少し余裕を持ちたい」(菅氏側近)との事情もあるようだ。

 自民党政権では、首相が任期途中で退陣表明した場合、党総裁選を一定期間行った。福田首相の所信表明は、前任の安倍首相の辞任表明から19日後。麻生首相の場合は、福田氏の辞任表明から28日後で、今の予定通り7日に新首相が所信表明を行うのは「あまりにも酷だ」(民主党関係者)との指摘もある。

 4日の組閣は、天皇、皇后両陛下の静養日程を変更することになる。組閣や所信表明演説などの日程は小沢氏と小沢氏に近い執行部が決めていたため、各陣営は再検討していた。

 しかし、「6月後半は主要国首脳会議など外交日程も目白押しだ。一日でも早く組閣を済ませ、外交や国内の経済政策に対応できる態勢を整えた方が良い」(党関係者)との考えが各陣営では強まっており、「組閣は4日」が有力となっている。

 民主党は野党時代、自民党が首相を立て続けに代えたことを「首のすげ替え」とさんざん批判してきたが、山岡賢次民主党国会対策委員長は3日のTBSの番組で、「政治的空白をつくらず、国民生活への対応を残り短い会期でやっていく(ためだ)」と強調。批判が自身に返ってこないよう防戦に必死になっている。

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